M5StcikC 心拍計のログ、ジョグ前後に腕を伸ばしている、曲げている
あとは、握り方とは別に「走っているときとそれ以外でセンサーの値に変動があるように見える」 という点が気になります。 おそらくですが、腕を「曲げてる/伸ばしている」で違いが出ているのでないかと思いますので、 この点でも比較できるログをとっていきたいと思います。
M5StcikC 心拍計のログ、ジョグ、握り方バリエーション のときに 腕の曲げ伸ばしの状態でセンサー出力に変動があるように見えたので、 比較できるように「腕を伸ばした状態からジョグ、止まってからも腕を伸ばした状態」「腕を曲げた状態からジョグ、止まってからも腕を曲げた状態」のログをとってみました。
ログのとりかた
腕を伸ばした状態は直立している状態で腕を身体の横に下げた状態、腕を曲げた状態は身体の横で腕を持ち上げた状態(いわゆる小さく前ならえより少し折りたたんだ状態)です。
心拍計の持ち方などはM5StcikC 心拍計のログ、ジョグ、握り方バリエーションのときと同じです。
プロッター出力
雑感
ジョグを開始する前に腕を伸ばしているときと曲げているときで、 センサー出力の全体的な値に「高い/低い」の差は出ているようですが、 ログ全体を俯瞰(プロッター右上のホームボタンをクリック)してみると、 どちらのログも似たような傾向となりました。
「SpO2を読む話 - コニカミノルタ」 「パルスオキシメータ ハンドブック - 日本呼吸器学会」 等を読んでみた感じでは、運動(体動)中は血中酸素飽和度が下がる傾向にあるらしいとうことで、 「走り始めてから下がり続ける」「走った後に急に上がり始める」については、そちらの影響が強く出ているように思えます。 また、走った後にセンサー出力が平坦になるのは、「固定されていないセンサーは値が乱れやすい」 ということも複合的に影響しているかもしれません。 (私個人の癖として、走っているときに徐々に握る力が強くなる傾向があるのかな、という気もしています)。
心拍計として見た場合、現状の波形検出では「下がり続ける」「上がり続ける」で取りこぼしが多いようなので、 その辺の対応を考える必要がありそうです。
あとは、伸ばしているときと曲げているときのセンサー出力の「高い/低い」の差は気になるので、 ジョグ(体動)時とは別に、 単純な直立や安静時(座っている時)に腕を曲げたり伸ばしたりした場合のログ等もとってみました。
また、比較対象として安静時にゆるく握る、強く握るの動作をしたときのログをとりました。
元データ
データのライセンス: Copyright © 2020 hankei6km CC BY 4.0
プロッターに表示していない項目(millis
,accX
,accY
,accZ
,pitch
,roll
,yaw
,bpm
,peekN
)も含まれています。
millis
は uint16
として扱ってしまっているので、正しい値になっていません。